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ワンオフボディメイク

市販のエアロパーツにはどうにも満足できない方、エアロパーツを付けたくても設定の無い車種にお乗りの方、いっそのこと自分で作られてはいかがですか?通常、市販のエアロパーツは生産型(メス型)がありそこから作られるので同じ物が何個も出来上がりますが、そこまですると手間もコストもかなりかかりますので個人ではなかなか手が出せません。今回ご紹介させていただく方法は発泡ウレタンをベースにFRPで表面を強化してワンオフで製作してしまう方法です。最近は市販のエアロパーツも安くなりましたので、そちらと比べられると手間もコストもかかるかもしれませんが自分だけのオリジナルパーツが出来上がった瞬間の喜びは何物にも変えがたいものです。


今回は取り外し可能な部品を作る為、まずベースにFRPを積層します。樹脂が付いてはいけない所にはしっかりとマスキングをします。



トランクに離型剤で離型処理を施しベースとなるFRPを積層していきます。ガラスマットに型用レジンを染込ませて、脱泡ローラーでよく気泡と樹脂を抜いていきます。今回のリアウイングはトランクよりも長くなりリアフェンダー・ランプ類の所まではみ出すので、トランクを閉めた衝撃で当ってしまわないようにクリアランスを設ける為にはみ出す部分には段差を作ってから積層しています。


発泡ウレタンを瞬間接着剤シアノンで付けていきます。今回はモデリングブロックを使用しています。発泡ウレタン原液#130を発泡させてもいいです




発泡ウレタンを削っていきます。鉛筆やマジックで基準線を引くと削っていく目安になります。発泡ウレタンはサクサクと削りやすいのでサンドペーパー等でも簡単に削れますし、大きく切る場合はノコギリやカッターも使えます。


形が出来上がったら表面強化の為、再度FRPを積層します。下地の部分のFRPとつなげることにより、表面が全てFRPで覆われた状態になります。




後は表面を原型用パテで仕上げ、トランクから外しいらない部分をカットし、塗装すれば完成です。




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